平成18年9月4日

立川市議会

議長 矢口昭康 殿

墓地造営に対し、良好な市民の生活環境を守るため十分な対策を求める請願

                   請願代表者 立川市幸町4-22-4

立川市幸町墓地建設反対対策協議会

                     代表 森田信幸

請願要旨

幸町4丁目の旧立川ショートコース跡地に、墓地を造営しようとする計画があり、私たちは大変困惑しています。これまでも、立川市を含む周辺自治体(国分寺市、小平市、日野市、三鷹市)においても住宅地内で墓地問題が発生しています。そもそも墓地経営は宗教法人、地方公共団体、民法の規定により墓地経営を目的に設立された公益法人のいずれかでなければ出来ません。しかし、多くの墓苑や霊園の場合は無宗派をうたっており、石材店や仏壇屋、不動産業者が宗教法人に名義を借りて、経営の申請をしているのが実態と聞きます。また、本来墓地開発は、事業者が計画地を自由に選択し開発すべきではなく、住民参加によるまちづくりの一環として、取り組むべき課題だと考えます。私たちは、「墓地そのものが必要でない」というわけではありません。しかし、前述のような民間主導による開発によって造営された墓地は、往々にして当該地以外の利用者が多いのも実態であります。ましてや、住宅地における墓地の開発については、交通安全、防災・防犯等、生活環境に与える大きな悪影響が懸念され、反対せざるをえません。つきましては、立川市においても墓地開発に対し、良好な市民の生活環境を守るため充分な対策を講じてくださるようお願いします。



1.平成13年12月議会で採択された意見書を踏まえ、東京都に対し、
改めて墓地等の構造設備及び管理の基準等に関する条例の許可・運用・取扱いについては、
周辺住民の同意を得るなど意向を反映するよう申し伝えること。

2. 立川市における墓地建設に関し、新たな指針づくりに着手すること。